結論としては、いくつかの医学的な成果から、まだ現状医療的な処置として採用されている訳ではありませんがとても効果が期待できるとされています。
注意:日本国内においては水素吸入器・水素発生器は医療機器ではありません。本内容は医学的な効果を保証・推奨するものではありません
アメリカ呼吸器系学会でも水素吸引が肺のダメージに効果があることを示唆
下記リンク先で紹介されているのがAmerican Thoracic Society (ATS)という呼吸器系で有名な医学会の発表した情報です。
■ Inhaling Hydrogen May Help Reduce Lung Damage in Critically Ill Patients
タイトルを翻訳すると、「肺に重度のダメージを受けている患者に水素吸入は効果が期待できる可能性」です。
内容を1行で簡潔に紹介すると、
「肺に重度のダメージのあるラットに水素吸入をさせたら、炎症が劇的に改善した」
という内容でした。
本研究においては人間に適用したわけではないが、ここまで顕著な成果がある場合は人間にも効果が期待できる場合があるがまだ明言できないので「効果が期待できる可能性」としています。
中国では水素吸引が肺炎治療目的として使用されている
中国では、2019年に水素発生装置を医療器具として薬事承認されており、2020年に肺炎治療への適用が認められています
中国国内においても、医療機器として承認を得るためには明確に医学的に効果があったというデータを明示し、専門機関が承認しなければ医療機器として承認はされません。(承認する期間に関して調べようとアクセスをしても、中国国内からでないとアクセスできないのか取得できる情報は限定的でした)
上記の理由から中国で肺炎治療目的、肺炎の炎症を抑える・細胞の治癒を促進することが期待できると思います。
中国で水素吸引が新型コロナに効果があるという医師の証言
下記の動画が本記事内で最も信頼のおける、そして効果がある可能性を濃厚に示唆する内容であると思われます。
「中国の言うことは信じられない」という方もいらっしゃったので、少し参考になるかはわかりませんが、この会見をされている医師「鐘南山」氏はNewsweekに「中国専門家チームを率いる「SARSの英雄」医師、鐘南山とは何者か」という記事も書かれ、同記事内で「国家衛生健康委員会の「ハイレベル専門家チーム」のトップに任命された。」という程、国内外から認められた優れた専門家であることは間違いがなさそうです。
その医師が「水素吸入は効果がある」としているのであれば水素吸入は高い確率でとても効果的なものでありそうです。
最後に
新型コロナウイルスの怖いところは、基礎疾患のある人が重症化し、重症化した人は人工呼吸器、体外式膜型人工肺(たいがいしきまくがたじんこうはい、英: Extracorporeal membrane oxygenation, ECMO, エクモ)のECMOなどを使用することを余儀なくされ多くの医療的なリソースがとられることで、治療・対処できる人がごくごく限定的になるということです。
もしこの水素吸入器が自宅や多くの医療機関に普及すると、低侵襲かつ低コストで行うことのできる対処法(海外では治療法)ではないかと思います。
呼吸器の疾患は呼吸という人体で最も基本的な機能に影響するため、即座に命に直結します。人間は常にエネルギーを産生し生命活動を行っており、その根本のエネルギー生成をするためには酸素が必要です。肺が炎症することで十分な酸素がいきわたらなくなると、人の命は数分で失われ、また失われなかったとしても後遺症が残る可能性もあります。
水素はこの重症化した人の 治癒を促進するだけでなく、炎症を抑える効果で予防的にも作用ができます。
多くの家庭や地域に密着して営業をされている店舗(整体院・整骨院、エステサロン、ヘアサロン等)で提供することができると、地域の健康レベルがあがり多くの方が健康的なリスクがある中で生きる、緊急事態宣言下の限られた営業となり経済的に危機的な状況で生きるということがなくなるのではと思っています。
一日でも早く新型コロナウイルスが収束することを祈りながら、お亡くなりになった方にご冥福をお祈りしながら、この記事の最後とさせていただきます。
参考:新型コロナに関する情報提供
■厚生労働省(定期的に更新されているので定期的にご確認ください)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
■American Thoracic Society (ATS)
https://www.thoracic.org/patients/patient-resources/resources/coronavirus-patient.pdf